もしもイラストレーターをコンサルしたら

もしもイラストレーターをコンサルしたら

Twitterを見てると、基本的にいわゆるオタク系の人ばかりフォローしてるのでそっち系の情報ばかり入ってくる。

その中で時折目にするのが、

イラストレーター vs 絵なんてネットでタダで手に入ると思ってる層

のいざこざである。

こんなイラスト書いてもらえませんか?と言われ、〇〇円ですと返答したら「え!?金取るの?」と言われたというやつだ。

特にプロを目指してる、or すでに絵で生計を立ててる人からすれば甚だ失礼な認識だ!というものだが、俺からするとpixiv(ピクシブ)なんてものをあんなに盛り上げてしまった絵描きさん側にも責任はあると思う。

二次創作の絵なんてフリーでしょ、という文化を築き上げたのは誰なのか。

で、まぁすでにそういう文化が作られてしまったものを今からあぁだこうだ言っても始まらないので、なら好きなこと@絵描きで生計を立てたい人はどうしたらいいのか、ということを勝手に考察してみたい。

というのも、Twitterを通してしかあまり絵描きさんのマネーの仕組みを把握してないのだが、客観的に見てる分に設定単価が低すぎると思う。

お金を取ってる絵師さんたちも、結局のところ時給千円くらいに設定してないだろうか。

で、どんなイラストを書くかという打ち合わせ時間も時給換算してるので、発注側からするとこの絵でこの値段?というギャップが生まれているように思う。

絵なんてタダと思ってる連中に毛の生えた程度の人がしぶしぶお金を払おうとしてるので、時給千円計算でもやっぱりそこに両者のギャップが存在する。

しかしこの問題は、何も現代だけの問題ではない。

古くはかの有名なピカソでさえ、この問題に向き合っていた。

ピカソとハンカチというエピソードは知ってる人は知っていると思う。

ある時ピカソが街で、ピカソの大ファンだという見知らぬ女性に出会う。

女性は偶然会えたことに喜んで「このハンカチに何か絵を書いてもらえませんか?」と尋ねる。

ピカソは快諾して、30秒でサラッと絵を書いた後、

「この絵は100万ドル(約1億円)です。」

と言い、女性を驚愕させる。

「えぇ!?この絵はたったの30秒で書いたのに?」

それに対するピカソの返答は

「いいえ、30年と30秒です。」

という逸話だ。

この逸話のミソは、結局この100万ドルの絵を女性に請求したのかプレゼントしたのか…ではなく笑

要は、画家であれなんであれ、プロをプロたらしめているのはそこに到るまでに費やした努力の時間を作品ないし自分の成果物の金額に反映させることで、それは必ずしも一般の人に理解されるものでもないということである。

この、プロとしてのスタンスと、一般人はそういうのを理解できない人もいるという現実を知っておくことである。

なんてったって、かのピカソに対して失礼な解釈でタダ絵を書いてもらおうとするアホがいたのである。

ってことは、現代の絵師さんたちが時給千円くらいでイラストを請け負っている実態こそがナンセンスだと思う。

そんなこと言っても、それ以上金額を上げたら問い合わせが来ない!なんていうのもナンセンスだ。

成功したかったらやはり、貧乏人を相手にしてはいけないのである。

ピカソの絵は100万ドルで、自称大ファンの女性を驚愕させたわけだが、しかしあの時代でさえピカソの絵に100万ドルの価値を見出して買う人は買っていた。

それはもちろん、金持ちだろう。

だったらやはり、貧乏人向けに商売しないで、金持ちにターゲットを絞るべきである。

そう思うと、絵描きであろうと商才を磨く必要がある。

ピカソは先の逸話からもわかる通り、絵の才能に加えてビジネスの才能があったと言われている。

だから成功することができた。

どんな仕事であれ、ビジネスのセンスを磨くのは必要不可欠だ。

自分でそれを学ぶか、できないならその分野を人に依頼するか。

我流でやってる内は、いい金稼ぎはできないだろう。

だって金稼ぎも、それはそれで一つの道を極めるに等しいことだから。

さて、もう一つ俺が現代の絵師さんに思うことは、仕事の受注をクラウドワークスなんかで探してやいませんか?ということである。

これもまた、安くこき使われる温床だ。

あんな”フリーランス向け”とかいうサイトでしか仕事を取れないうちはアマチュアすぎる。

ああいう手合いを利用している人たちのトラブルが、二次受け三次受けの仲介業者に報酬をくすねられてる問題だ。

大元からは十分な製作費用が出ているのに、単純に中抜きしてる奴らがクラウドワークスとかで募集してるので、やっぱり時給千円とか、下手したらそれ以下の案件しかない。

商才がない人は、こういう現状に甘んじてしまう。

俺なら、いかにそんな仲介業者を排除して大元と直接取引できるかを考える。

一番手っ取り早いのは、自分で会社を作ってしまうことだ。

基本的に大手は、法人ってだけで信用する。

というか、中抜きしてる業者なんて法人格である以外、どうせ大したことをしていない。

なら自分も法人にしてしまえば、少なくともそんな業者たちと対等のラインに並べるので大元と直でやり合うことだってできるはずだ。

中抜きされてることに憤慨している暇があったら、じゃあどうすればそいつらを出し抜くことができるかな、ということに思考を巡らせることである。

まぁ、”絵を描ける”という才能があるなら、それを金稼ぎに結びつける方法なんてもっと効率いいアイデアが無数にあるが、それは個別に問い合わせてね^^

少なくともここで紹介したアイデアだって、使える人には十分に使えると思う。

要は、”絵を書くだけではダメ”ということである。

どんな仕事にしろ、ビジネス脳を鍛える、磨くということは必要だ。

それが自分の報酬単価を上げることに繋がるし、好きなことで食っていく道に繋がる。

貧乏人のクライアントになんか対応して、へーこらしないで欲しい。

安売りに、いいことなんて一つもないのだから。